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地域のつながりとは

こんにちは。
今日から11月、朝番もだいぶ冷え込むようになってきました。

さて、標題の『地域のつながり』ですが、みなさんは自治会や町内会にはいっておられますか?

たいてい、地域のつながりといってまず頭に思い浮かぶものは、これら2つのつながりや、敬老会、婦人会、子供会程度でしょうか。また、人によってはサークル活動や無尽などをやっているかもしれません。


しかしながら、自治会や町内会って、今の時代、どれだけ組織として活きた活動をしているのでしょうか。
少なくとも、私がこれまで17年来生活してきた都市部では、若い私が参加できるような地域の活動や組織はありませんでしたし、仮にあったとしても、それに気づかずにいました。


翻って地方に目を向けてみると、少なくとも私の故郷の会津若松にいた頃には、町内会による季節の催し物や、子供会の集まり、また地域での縁日や掃除をしていました。(ただ、それも現在はだいぶ形骸化してきてしまったようです。)
更には、私の祖母の葬儀には、阿吽の呼吸で近所の方が様々なお手伝いをして下さり、そこには地域のリーダーたる方がいたものです。


この都市部のつながりの希薄さの原因を大雑把に俯瞰すると、戦後、地方から働き手として大勢の若者が都市部に流入し、その後、空前の経済右肩上がりの時代に郊外にようやく夢の戸建て住宅をもち、経済、社会の成長とともに汗水たらして働いて晴れて定年を迎える。しかし、定年を迎えた時に、気付けば地域でのつながりがほぼないという状況です。これはまぎれもなく地域ヘの参加を怠ってきたことの顛末でしょう。


私は、今更それが悪いというつもりはありませんし、また、都内にもまだまださまざまな形で地縁やその風習がが残っている地域があるのは事実です。


ただ、そういった地域のつながりを知らない団塊の世代以降の若い方々が、高齢を迎えるこれから、どういった形でつながりをつくっていくことができるのか?ということは、大きな課題であることは間違いありません。

by cobolabo | 2012-11-01 08:21 | つれづれ