カテゴリ:まちづくり(みんなのいちば)( 16 )

事業開始から半年を振り返り


私が代表をつとめる「みんなのいちば 」ですが、活動の開始からようやく半年が経ちました。

立ち上げ当初からこれまで、本当にジェットコースターのように早く目まぐるしい毎日であり、全てが新たな挑戦と困難の連続でした。

そのような中でも、ただ熱い想いだけが詰まった私のプレゼンや話を聞いて応援して下さる方、またはそういった方を紹介下さる方も大勢いらっしゃり、そうした方の支えがあってようやく年度を終えられた感があります。
また、法人として実績もない中、各種メディアのみなさまにとりあげていただき、注目をいただけたということも本当に励みになりました。我々の活動が独りよがりなものではなく、今後の社会に求められているものなのだと。

いまのご時世において、株式会社を含めた企業の継続率が、立ち上げから5年後でわずか3%という現実を踏まえると、そのデータを知った上で尚のこと団体継続の困難を痛感するとともに、ましてや世間的にはまだまだ実態への認識が浅いNPO、社会起業として、事業を継続していくことの困難を改めて身をもって感じています。

では続けていくために、周囲のご理解を得るために社会起業に対する世間との認識の乖離をどう埋めていくか。
NPO=ボランティアと言う認識は、様々な方とのやりとりから少しずつ無くなってきていると実感しておりますが、社会起業というものに対しては、まだまだ理解していただけていない。
私にはその「何者として何をしているのか。そしてそれはなぜ行っているのか」の部分を丁寧にしっかりと関係者のみなさまに説明していく責任がありますし、そこを怠れば事業への共感は得られないと思っています。

また、仮に理解や共感を得ることができたとしても、それを事業として継続していく困難はまた別の問題として存在します。
継続することは目的ではありませんが、継続していかなければ目標とする社会課題の解決も実現できませんので、その重要性もひしひしと感じつつ、継続していくための収益性と社会性のバランスをどうとるか、本当に頭が痛い毎日です。


我々の歩みは本当に始まったばかりですが、今後の長い旅路で起こるだろう数々の困難を何とか乗り越え、よりよい社会を築いていきたいものです。
そのためにも、地域や当事者のニーズをしっかりと見据え、一歩一歩地道に進むしか方法はありません。

ワクワクと明るい日本の未来のために、まずは我々が楽しんで。
ひとつでも多くの笑顔が広がるように。
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by cobolabo | 2013-04-03 19:50 | まちづくり(みんなのいちば)

社会起業塾イニシアティブ2012終了!

平成24年9月から参加させていただいた起業塾のプログラムが、昨日をもって無事に終了しました。

改めてプログラムの概要を説明すると、こちらはNPO法人ETICと、NEC、花王、横浜市によるスタートアップの社会起業家の支援を目的としたもの。
http://www.etic.or.jp/svip/

参加者の分野が多岐に渡ること、そして、そのどれもが現在の、そして将来の日本が背負うだろう課題の数々であることを考えると、いかに日本が課題先進国であるか驚愕するほどです。


また更にすごいのが、そこの支援に参加しているメンターの顔ぶれ。

国際レベルで行政、企業、NPOの中間支援をされているIIHOEの川北秀人さんの他に、今年度からは現代の介護保険のさきがけとなる仕組みをつくったケアセンター・やわらぎの石川治江さん、岡山県西粟倉村で「100年の森林構想」に取り組み、50年がかりの森林再生に取り組んでおられるニシアワ―の牧大介さんと、超豪華な講師陣でした。

IIHOE:http://blog.canpan.info/dede/
ケアセンター・やわらぎ:http://www.yawaragi.or.jp/B-03.html
ニシアワ―:http://nishihour.jp/index.html


まあ、心に突き刺さる言葉は数えきれないので、昨日の最終プログラムで講師からのコメントで特に心に刺さったものを紹介します。


「理論に合わせて現実を編集するのではなく、【現象から理論を取り出す】こと」



この言葉は衝撃でした。
普段事業構想を考えるときに、私もついつい理論を捏ねてしまいます。

でも大事なのは、目の前の現実や人のくらしであり、そこから理論を取り出すことで初めて、地域とくらしに寄り添うしくみが造られるのだと思いました。


思想家ではなく、常に実務家でありたい。
そして、小さな成功モデルを造り続けること。


それを胸に今後も生きていこうと思いました。
これからが本当のスタートです。
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by cobolabo | 2013-03-15 18:35 | まちづくり(みんなのいちば)

買い物という行為とは?


昨日、某大手ファストフード店にて、大変興味深い取り組みを目にしました。

お客さんが注文すると、店員はレジ上の砂時計を計り始めます。こちらは1分間のものです。

商品が出されるまでの時間が1分以内の場合⇒お客さんはコーヒー1杯無料券をもらいます
商品が出されるまでの時間が1分を超える場合⇒お客さんはバーガー1個無料券をもらいます

お客さんから見ると、砂時計と店員との格闘をみれ、ゲーム性を大変楽しむことができますね。
また、お店(経営者側)から見ると、コーヒー1杯券は客の回転率(客数)を上げ、バーガー1個券は客単価を
上げる指標になります。

まあ、想像通り、レジには笑顔や会話はなく、店員さんが真っ赤な顔をしてせわしなく動きまわっていました。


さて、この取り組みから見えるものとは、旧来型の店舗の経営、つまり、標準化とマニュアル化を徹底し、オペレーションの質を上げ、結果として客数*客単価を向上させて、経営を上向きにするという意図ですね。


でもどうなんでしょうか?
レジで赤い顔をして懸命に働く従業員は、本当に楽しんで仕事をすることができているのでしょうか。

営業利益の向上という大題目の為に、高いモチベーションを維持できているのでしょうか。

仮にアルバイト店員を使い捨てとし、辞めれば次また雇えば良いという経営方針ならば、持続的な社員教育や現場でのミッションの実現は出来ているのでしょうか。


私がなぜこの取り組みに疑問を抱いたのかを、次回引き続き述べたいと思います。
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by cobolabo | 2013-01-13 10:33 | まちづくり(みんなのいちば)

鳥の目線と虫の目線で物事を観ること

今朝がた、こんな記事が報道されているのを目にしました。


「東京郊外に“ゴーストタウン” 高齢化率4割程度の自治体がずらり」(SankeiBizより転用)
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/121105/ecc1211051112000-n1.htm


国土交通省の首都圏白書をもとに、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県)の2005年から2035年までの高齢化の伸びを予測するとともに、東京都23区を取り巻く郊外の過疎化・ゴーストタウン化を危惧する記事です。


しかし何だろう、私がこの記事の内容から覚えた驚きは、関西圏、名古屋圏の高齢化率が50%前後であることに対して、首都圏のそれは77%というもの、ただその1点だけです。
それ以外の、今後首都圏で急速に高齢化が進むという話は今更の感がないでもないです。また、それに伴う郊外のゴーストタウン化は、もはや自明のことですよね。


さて、この記事をとりたてて批評するつもりはさらさらありませんが、もう少し具体に状況をみていくことが大事であるように思います。その際に必要な視点が、タイトルにも書いた、『鳥の目線と虫の目線で物事を観ること』ではないでしょうか。


ではまず「鳥の目線で物事を観ること」について。


最近読んだ本の著者が、社会問題を考える視点について、『個人の問題×社会環境』が大事であると唱えていました。
(僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想 (幻冬舎新書) [新書](荻上チキ著))


この場合、個人の問題として記事から読み取ることが出来るものは、働き手の所得が伸び悩む夫婦共働きが当たり前の時代に、通勤に便利な都心のマンションに住居を求める傾向があるということ。そして、その結果として、郊外のゴーストタウン化が危惧されるということです。


しかし、通勤や生活の利便性の低下だけで郊外のゴーストタウン化を嘆くのは危険な議論ではないでしょうか。視野を広げて日本と言う単位でこの問題を考えてみると、現在、私の周囲には、地方や地域でゆっくりとした生活を送りたいと、社会人経験数年で地方に豊かな生活を求めて移住する若者が増えていると感じますし、絶対数はまだそれほどでもないですが、一定程度いるという傾向は確かです。


この点も併せて、双方向の議論をすることが、問題に対してより建設的ではないでしょうか。


次に、「虫の目線で物事を観ること」について。


記事からは、首都圏の今後の高齢化率の急速な伸びは比率として読み取れます。
しかしここで大事なことは、今更ではありますが、はたして実数値でどれほどいるのかということです。概して首都圏は他の地域と比べて対象とする総人口に対する高齢化率は低いです。であれば高齢化率が相対的に高まることは自明なことではないでしょうか。


人口母数の多い首都圏の場合、急速な高齢化に伴い、どれほどの数が増えるのかという議論が大事でしょうし、それを先ほど社会問題を考える際に示した、個人に焦点を当てた数値としての伸びに着眼するのに併せて、それらを取り巻く社会環境も含めて考えることがより重要ではないでしょうか。


首都圏とひと括りで言っても、東京都と神奈川では毛色が違うし、東京でも23区と市町村部とではまったく社会環境の様相が違います。(区内でも丁目単位で様相が違うことはいうまでもない)


つまり、高齢化という状況を観察する場合、その群をひと括りにせずに、具体に、よりきめ細かな地域単位で、実数に基づいて観ていく視点が大事であり、更には、対象者を取り巻く社会環境を丁寧に観る、それが虫の目で観るということなのではないでしょうか。



私も日々の活動を通して、この点には注意して物事を考えていきたいと思います。









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by cobolabo | 2012-12-24 10:53 | まちづくり(みんなのいちば)

『戦略的未来への投資』を考える


この9月から、NPO法人ETICさんが主催する『社会起業塾イニシアティブ』というプログラムに参加させていただいています。

アドバイザーやOBの方々は、今や国への政策提言をされている方もいらっしゃり、本当に素晴らしいメンバー構成です。

そのアドバイザーのひとりで、今年度からの参加者である岡山県・西粟倉村・森の学校の代表である牧大介さんが、個人ブログの中で興味深いことをおっしゃっていました。みんなのいちばの活動にも共通する部分があるので要約しますと、(一部はブログから引用)
(ニシアワ― 素敵なHPです。)
 http://nishihour.jp/

・日本の田舎の経済は『お小遣い経済』である。つまり、国(自治体)からの補助を受けているものの、納税者への適切な還元がうまくなされていない。

・つまり、顔の見えないお小遣いのため、未来のための投資として機能していない。

・お小遣いの配分が縮小されるや否や、地域運営に大きな影響が及ぶ。

・そのためにいま尽力すべきことは、地域のマーケティング機能を強化する集中投下である。


とりわけ最後の言葉には共感を覚えます。
『地域』を『組織』と替えても言葉は成立します。

戦略的な未来への投資をどう構築するか?

危機に直面した時に対応しても遅いのです。
数年先を見据えて、地域の自立的運営と主体性の構築を目標に、みんなのいちばも活動を邁進します。
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by cobolabo | 2012-12-06 18:27 | まちづくり(みんなのいちば)

練馬区コミュニティビジネスフォーラム


先日、練馬区・武蔵大学共催によるコミュニティビジネスフォーラムに参加して参りました。

当フォーラムは、練馬区が開催しているコミュニティビジネス講座の今年度受講生の最終プレゼン、そして我々の『みんなのいちば』を含めたOB・OGの事業の進捗プレゼンの場として設けられたものです。

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写真は【よんこま】さんによる熟ベリーダンスの風景


そもそもコミュニティビジネスとは、『ビジネス手法を用いて地域課題を解決する』という考え方によるものですが、分野も様々なのでなかなか一見で概要をつかむのは難しいものです。

ただ、今回のプレゼンを拝見していて特に感じたことは、発表者に女性が多く、かつみなさまが社会への参画イメージを具体に持って事業を計画されていたことです。

これはつまり、これまで男性中心の企業風土と、女性中心の地域コミュニティ風土とがうまく両立しきれていなかった日本社会の変動を示すもので、とりわけ産後や高齢の女性の社会参画と就業という意味では、意義は大きいものと感じています。

練馬区でも市民主体で少しずつ変化が見え始めています。
我々も流れに乗り遅れないように頑張りたいと改めて感じました。
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by cobolabo | 2012-12-04 09:26 | まちづくり(みんなのいちば)

買い物弱者とコミュニティの関係性


カートを引いたおばあちゃん、杖をついたおばあちゃん、はたまた御歳80歳を迎えても自転車を乗り回すおばあちゃん。


高齢社会の日本における当事者のおばあちゃんたちはとても元気です。
もちろん、中には足腰が悪くて移動に困難を伴う方や、外出時にはヘルパーさんの助けを借りないと不便な方は実際に沢山います。


でも、一般の高齢者は概して元気です。そしてパワフル。
65歳以上の方を【高齢者】としてひとくくりにしたら怒られてしまいますね。


さて、私は現在、東京の練馬区内にてNPO法人みんなのいちばを立ち上げて、地場野菜の移動販売をメインとした買い物弱者支援活動を行っています。利用者の大半は高齢女性ですが、まあとにかくみなさん元気です。


この表現には少し語弊があるので訂正しますと、もちろん、前述のように体が不自由等で買い物に不便な方は大勢いらっしゃいますが、大半の方々は、足腰は段々と悪くなってきているが「今は買い物が何とかなってしまっている」方々が多いのです。


買い物が不便になる状況は、単に身体的な理由のみではなく、近隣の商店街の衰退や、スーパーの撤退等、生鮮品を扱う店が遠くなるという物理的側面もあげられます。
ただ、都市部ではコンビニ宅配やらネットスーパーやらがありますので、解決する手段はあるといえばあるのです。


そこでいま考え得る、今後5~10年後を見据えた都市部での買い物弱者の方々にとって最も大きな問題は、『地域コミュニティの希薄化』なのかなと、最近活動を通じてとみに感じるようになりました。


昔は、何か買い物が必要な時に近所の誰々にに声掛けすれば買ってきてくれたり、商店街のお米屋さんが御用聞きをして魚も一緒に届けてくれたりと、地域のつながりがあって孤立化等の問題を未然に防げていたのでしょう。


繰り返しますが、都市部買い物弱者の問題を考える際に考えなければいけない側面、中山間地域との決定的な違いは、『コミュニティの希薄さ』かと思います。


今後はこの点も視野に入れつつ、買い物環境の向上と合わせた、地域コミュニティづくりも強化して参ります。
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by cobolabo | 2012-11-20 08:52 | まちづくり(みんなのいちば)

お知らせ


2012.09.19付朝日新聞『東京欄』にて、みんなのいちばの活動を掲載いただきました。
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by cobolabo | 2012-09-20 08:58 | まちづくり(みんなのいちば)

テレビ放映のお知らせ(事後)


【お知らせ】

我々の団体の活動が、NHK朝の報道番組『おはよう日本』にて紹介いただきました。
詳細は↓こちらをご覧ください。

http://www.nhk.or.jp/shutoken/ohayo/report/20120910.html
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by cobolabo | 2012-09-16 08:54 | まちづくり(みんなのいちば)

みんなのいちばホームページ開設のおしらせ


私が代表を務めるNPO法人みんなのいちばのホームページを開設しました。
お時間ある時にでもご覧ください!!

http://www.minnano-ichiba.com/
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by cobolabo | 2012-09-01 23:04 | まちづくり(みんなのいちば)