『MAKE HOUSE』展

先日、秋の気持ち良い気候のもと、東京ミッドタウンにて開催された『MAKE HOUSE』展を見学に行ってきました。
こちらは、SE構法(柱と梁で間仕切りの少ない空間を構成できる)をもとに、新進気鋭の建築家が新しい木の家のつくり方を提案するというもの。

会場を訪れる前に、吉岡徳仁さんによる椅子のインスタレーション、とてもきれいですね。
実際に椅子に座ることもできました。




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さてさて、本題の展示作品はというと



まずは中山英之さんによる『大中小の家』

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SE構法により3種類の大きさのテーブルをつくり、家具を並べるように生活の場をつくる提案
(提案の飛距離は一番。。)


次は、藤村龍至さんによる『柱と梁の家』

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新たに部材を付加するのではなく、柱と梁の2種類まで部材を減らしたマイナスの提案。
(意匠は相変わらずのシンメトリー。笑。ロバートヴェンチューリ、もしくは初期の丹下健三を想起させる。)


次は、藤原徹平さんによる『内と外の家』


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二重線のグリット架構で光や風の通り道を家内に取り込む案。
(コンセプト、構法としては一番踏み込んだ提案でしょうか。)


さてさて、次は、吉村靖孝さんによる『アプリの家』

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自分で家をアプリを使ってカスタマイズでき、住み手が家づくりに参加出来るもの。
(実際にアプリも作成!)


次は、トラフの2人による『開かれた家』

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生活の変化に合わせて部屋を増やせる、減らせる。家具の様につくれる家。
(参加型という意味では吉村案と括りは同じ。菊竹さんのスカイハウスを想起させる)


次は、谷尻誠さんの『高床の低い家』


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斜面や水上といった様々な敷地に建設の可能性を広げる案。
(SEでやる意義が一番分かりにくかった案。)



最後は、長坂常さんの『つくる家』


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躯体のみ初期段階で作り、DIY感覚で作りながら住んでいく提案。
(大括りでは吉村、トラフ案と同じ参加型。小括りではトラフ案とほぼ同等の提案)



といった感じで色々とコンセプト的にも、視覚的にもとても楽しい展示会でした。




ただ、全体としてこれといったイノベーティブな提案はなかったように感じます。
吉村案については、私もかねてから個人的にアプリをつかった住まい手参加型の家づくりがそう遠くない日に実現すると思っていました。
(今やHPなどは専門の知識がなくても、素人で作れる時代です。IT業界におけるプログラマーの職域はとても狭まっています。)


また、最近ではgreenzなどでも紹介されておりますが、『タイニーハウスムーブメント』なども起きています。
これは、住宅の規模、ローン、エネルギーなどを見直し、小さく暮らすということを実践する活動のようで、アメリカを起点にじわじわ流行しているようです。
http://greenz.jp/2014/08/14/wataden_school_tinyhouse/




そう考えると、日本における家づくりでも、ハウスメーカーメインの流れは変わりませんが、これまで建築家などに注文住宅を依頼していた層(ピラミッドの頂点のほんの数%のわずかな人)から、さらにこれらの『セルフビルド・作り手参加型』が分岐し、ますます建築家に住宅の設計を依頼するという流れは少なくなると容易に予想されますね。




最後に、ミッドタウン周辺で有名なラーメン屋をチェックし、しっかりと食してきました。
博多麺房 赤のれん

とてもおいしゅうございました♪

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by cobolabo | 2014-10-27 09:39 | 建築・デザイン