買い物弱者とコミュニティの関係性


カートを引いたおばあちゃん、杖をついたおばあちゃん、はたまた御歳80歳を迎えても自転車を乗り回すおばあちゃん。


高齢社会の日本における当事者のおばあちゃんたちはとても元気です。
もちろん、中には足腰が悪くて移動に困難を伴う方や、外出時にはヘルパーさんの助けを借りないと不便な方は実際に沢山います。


でも、一般の高齢者は概して元気です。そしてパワフル。
65歳以上の方を【高齢者】としてひとくくりにしたら怒られてしまいますね。


さて、私は現在、東京の練馬区内にてNPO法人みんなのいちばを立ち上げて、地場野菜の移動販売をメインとした買い物弱者支援活動を行っています。利用者の大半は高齢女性ですが、まあとにかくみなさん元気です。


この表現には少し語弊があるので訂正しますと、もちろん、前述のように体が不自由等で買い物に不便な方は大勢いらっしゃいますが、大半の方々は、足腰は段々と悪くなってきているが「今は買い物が何とかなってしまっている」方々が多いのです。


買い物が不便になる状況は、単に身体的な理由のみではなく、近隣の商店街の衰退や、スーパーの撤退等、生鮮品を扱う店が遠くなるという物理的側面もあげられます。
ただ、都市部ではコンビニ宅配やらネットスーパーやらがありますので、解決する手段はあるといえばあるのです。


そこでいま考え得る、今後5~10年後を見据えた都市部での買い物弱者の方々にとって最も大きな問題は、『地域コミュニティの希薄化』なのかなと、最近活動を通じてとみに感じるようになりました。


昔は、何か買い物が必要な時に近所の誰々にに声掛けすれば買ってきてくれたり、商店街のお米屋さんが御用聞きをして魚も一緒に届けてくれたりと、地域のつながりがあって孤立化等の問題を未然に防げていたのでしょう。


繰り返しますが、都市部買い物弱者の問題を考える際に考えなければいけない側面、中山間地域との決定的な違いは、『コミュニティの希薄さ』かと思います。


今後はこの点も視野に入れつつ、買い物環境の向上と合わせた、地域コミュニティづくりも強化して参ります。
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by cobolabo | 2012-11-20 08:52 | まちづくり(みんなのいちば)