次世代型のまちのしくみのヒント

私には、かねがね考えていることが二つあります。

互いに共通していることは、『まちにあったらいいな』ということと、『何かしらまちや商店街の課題解決の突破口になるな』ということです。長い前置きは抜きにして、それは何か?


まずひとつめは、イギリスロンドンで話題になっているという、『ザ・ピープルズ・スーパーマーケット』です。しくみの詳細は以下のリンクを参考いただくとして、概要としては、

①今後人口減少する日本でもキ-になるだろう『シェア型』のしくみ
②4000円の年会費を支払うと商品を1割引で購入できる
③会員は月に4時間ほど店の手伝いをする
④総会は会員総出で開催する(店のしくみや商品も会員で決める)


http://blog.goo.ne.jp/oshigotoo/e/658c5636bf50fd07b4585f1cf78f57e1

http://maoko.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/05/post_d6c1.html

http://ngswysk.dtiblog.com/

一見、スーパーVS消費者という構図を当たり前に考えてしまいますが、その垣根を取り払ったところに面白さがあります。『地域のスーパーを自分ごととして会員が育てるしくみ』とでもいいましょうか。


もうひとつは、鹿児島のデパートの再生事例『マルヤガーデンズ』です。
http://www.maruya-gardens.com/

こちらは、すでにご存じの方も多いかもしれませんね。
売り上げ向上に悩んでいた老舗デパートが、フロアのいち部分を地域活動団体(NPOやサークル)にシェアさせて、再生させたというものです。

つまり、従来の①デパート利用客の人出に併せて、②地域活動団体の人出+③活動に参加・見学する人出、を生み出したのです。


①の利用客が②③との関係を築いたり、またその逆でもあったりと、この相乗効果を引き出し、デパートが見事に生まれ変わったそうです。
消費をするのみの場であったデパートに地域コミュニティを組み込む手法は面白いですね。
既存のハードに新しい価値を見出す手法を導入したのです。

確かに、人が集まれば、結果としてデパートの売り上げが見込める可能性も高いですからね。
こちらも、デパートVS消費者という、普段常識と考えていた構図を変えたところに発想の面白さがあります。


ここで、私の大事なネタを激白。笑
私の個人的な見立てでは、『デパートを90度反転⇒商店街』かと、ずっと考えています。

つまり、階層ごとに様々な商品を取り揃えているデパートは、日本に昔からあった商店街を立体化させたものである。ただ、デパートというしくみが発展する過程で、商店街に昔からあったコミュニティや人と人との関係が骨抜きにされてしまった、ということです。


これらのことから、次世代型のまちのしくみづくりのヒントが隠されているのかもしれませんね。
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by cobolabo | 2012-06-08 09:48 | 建築・デザイン