みんなのいちば 買い物支援事業 第三回代表者会議

みなさんこんにちは。

先週の金曜から、練馬区で展開する活動の関連で怒涛の3日連続の協議が続きました。
金曜日は練馬区のモデル事業となる買い物支援サービスの代表者会議、土曜日は私が代表を務めるNPOの理事会、そして日曜日は今回の対象となる3商店街のうちのひとつの商店街の理事長さんと理事さんとの個別の打ち合わせでした。


結論から申し上げますと、今回モデル事業とされた買い物支援サービスについては、なかなかスムースに進んでおりません。原因は私もよくわかっていないのですが、おぼろげに思うところはいくつかあります。それは、


①地域課題の抽出方法
②物事の合意形成に係るプロセス共有の欠如


ではないかな?と、何となく思い始めています。


①の地域課題の抽出方法について
今回、商店街活性化に資するモデル事業の一部とされていることは、『商店街で買い物をした消費者が重い物を持ち運ぶことに困難が生じるため、それを自宅まで運んでくれるサービス』です。

これは、昨年度に練馬区が区民アンケートを通じて得た地域課題であり、区の検討委員会を経てこの課題を解決するサービスがふさわしいものとしてこれまでに決定されました。

私がこれまで他の地域で活動するなかで様々な方からいただいたアドバイスで印象に残っていることがあります。
それは、『地域で一見課題と考えられることはあくまで現象である。その現象が起こる背景にある原因こそが本質的な課題である。』ということです。


昨年度実施されたアンケート調査のプロセスと結果が間違っているとは思いませんが、それが本質的な地域課題と解決策なのであるかどうかは検証する必要があるかもしれません。また、その検証の仕方は、アンケートで行うものではなく、地域を歩いて地域の方とのコミュニケーションを通じてしか得られないでしょう。



②物事の合意形成に係るプロセス共有の欠如について

こちらは、『地域の課題をいかにして地域住民が自分ごととして考えられるか?』という点で本当に重要な視点と思います。

これまでの国や行政の政策とその決定プロセスについては説明するまでもなく、トップダウン型の事業推進がその多くを占めてきました。

先の震災以降特に、社会システムや国の行く末に対する国民の危惧は確実に高まっています。そういった状況下、旧態依然のトップダウン手法では地域の本質的な課題の解決は不可能ですし、そんなに容易に解決できるほどやさしい状況でもありません。そもそも、その事業に地域住民は他人事として関わってしまいます。


ですので、もっと地域の方を巻き込みながら、丁寧に意見を抽出し、行政、商店街、地域住民が地域について『気づき』を得る機会を造る必要があるのだと思います。それによって初めて、地域の方々が課題を自分ごととして考え、真剣になって解決策を考えるのではないでしょうか。


これについては、最近ではコミュニティデザイナーの山崎亮さんが、各地でワークショップ手法を用いて地域課題の解決の糸口を見出していますが、これからの社会はこれら手法を通じて、地域総動員で課題の解決に当る必要があるのだと思います。


そして同時に、行政、政治家、商店街、地域住民も、新しい社会・地域づくりに向けた協働(アライアンス)の造り方を、皆で模索しながら進めていくしか方法はないのだと思いますし、それによって初めて本来の『公共』というものが形成されるのだと思います。

今後も引き続き粘り強く協議をしていきたいと思います。
地域にはそれに資する熱い行政の方、商店街の方、住民、担い手がいるのですから。
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by cobolabo | 2012-05-14 18:34 | まちづくり(みんなのいちば)